歴史は苦手であった私が30余歳の頃自分の苗字が珍しく、そのルーツを探るため「上小教育会館」に行くと和中学担任の清水徳男先生と黒坂周平先生はじめ郷土史の研究している先生方が数人居られた。早速資料室に「上田小県誌」等の資料を拝見すると海野郷を中心に平安時代から戦国末期までの約6百年の長きにわたって信州と上州にまたがる地域を支配した名族海野氏が多く出て来た。この歴史を研究調査のために「海野史研究会」を会長宮下和友・副会長桜井正敏・武井一雄・高森大功・高木幹雄氏ら数人によって昭和52年1月1日に発足した。
 史料収集・視察研修・講習会を開催、会員も百名となり、月刊誌:歴史研究「海野」を昭和57年1月18日に創刊、会報を毎月1回会員諸兄の連絡並びに研究を積み重ねるための糧にすればと発刊、原稿は主に故宮下会長であった。以後373号まで31年1カ月にわたり発刊し続けた。このことは事務局長の任に当たった私にとって、至上の喜びであり誇りでもあった。
 これら貴重な資料を残すために、古希を過ぎてホームページに公開、新しい事がわかり次第修正を重ね、40余年の研究を編集した。
 今後新たな遺跡発掘や古文書の発見により見直され書き換えられることもあるかと思いますが、皆さまには本書を「海野」研究の手がかりとしてご活用いただければ幸いです。 
   
 古希をすぎて 2011.4.29開設     (last update 2020.5.10)
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